この榛原西小学校ホームページを訪れてくださったみなさまへ
榛原西小学校は、平成18年(2006年)に旧伊那佐小学校と旧大王小学校が一つになり誕生しました。校区には、豊かな自然や中山間の田園風景、そして八咫烏の神話のころより受け継がれた歴史や文化があります。優しい地域の方々に支えていただきながら、子どもたちは毎日元気に過ごしています。
本校の学校教育目標を紹介します。
『 人や自然を愛し、自ら幸せを創る子の育成 』です。
この校区の教育力の恩恵を土台にして目標設定をしています。さらに地域の中でどういった学校を作るのかということで、本校のめざす学校像を、「 好きな自分に出会える学校 」として具体化し学校づくりを進めています。
具体的には、「体験的学習」や「遊び」の時間、「人との出会い」を大切にし、子どもたちが自分の「やりたい」「こうしたい」という自己決定・挑戦できる場を作れるよう教職員が意識して学びの場の設定やフィードバックを行うこと。その中で、子どもたちが成功や失敗の体験を積み重ね「楽しさ」を自分たちで生み出す経験を重ね非認知能力を伸ばしていく学習を進めながら、子どもたちの学びの素地を作っていきたいと考えています。
*小規模校の特性を生かして*
一人一人に目が行き届く学校の利点を生かして、異学年での関わり合いやいろいろな立場を経験でき責任を任される機会づくりなど、小規模校のフットワークの軽さを充分に活用した活動を進める。教師が児童一人一人と向き合い対話的活動を進める。子どもたち同士、子どもと教師が協働的学習を進めながら、お互いを知り認めながら、新しい価値を作り上げ、それをともに喜び合う経験すること。そのような教育を通して、「好きな自分に出会える」機会を増やし、自分や他者を大切にできる子どもを育てていきたいと思っています。
*子どもが主体となる学びを創りたい*
子どもたちは、自分の「やりたい」「こうしたい」という思いをもっています。それを引き出しながら自己決定を促していくことを教師が意識すること。学校行事や授業の中で対話を通して子どもたちの内面に働きかけていくこと。そんな授業づくりを通して、主体的に学ぼうとする子どもたちの意欲や感性を育むことを目指しています。時代は「正解に導く指導から解決に向けて探求する指導へ」と指導観の転換を必要としています。わたしたちは、「『不思議・なぜ』『考える』『わかった』が楽しいと感じる授業づくり」を進め、一人一人の特性に合った「学びの喜び」を作るために職員一体となって頑張っています。
そのような学校の様子や子どもたちのどんどん成長していく様子の一端を、このホームページでも発信していければと考えています。ご高覧をよろしくお願いいたします。
宇陀市立榛原西小学校 校長 児島康紀